こんにちは、東城の松本です。

こちら東城では季節の行事を旧暦で行うことが多く
桃の節句が有名ですが、本日は旧暦の端午の節句。

端午の節句には、家の軒先に菖蒲と蓬の束を乗せて
邪気を払う「菖蒲葺(しょうぶふ)」という行事が行われます。

DSCN4797

DSCN4796

DSCN4798

ちょっと調べてみると「菖蒲葺く」は夏の季語にもなっているようで、
東城独自の行事というわけではなさそうです。

ただし、季語の場合は「菖蒲葺く」と書いて
「あやめふく」と読むそうです。

確かに、「しょうぶ」と「あやめ」
どちらも変換すると「菖蒲」「菖蒲」となります。

そうなってくると「しょうぶ」と「あやめ」は同じものなのか、
というところが当然気になってくるわけですが、
これが驚いたことに、生物学上の分類では別なのです。

なんだか、簡単に終わるつもりが複雑になってきました。


アヤメに似た花としてカキツバタがありまして、
また「花菖蒲(はなしょうぶ)」というものもいるそうです。
これらはみな「菖蒲(あやめ)」の仲間でアヤメ科。

あの独特の香りのする菖蒲(しょうぶ)だけがサトイモ科なのです。


いや、どうりで変だと思ったのです。
というのも、その昔、とある湿原に菖蒲が生えていたのですが、
花が咲いているものの葉っぱはあの香りがしないのです。

つまり、それは花菖蒲(はなしょうぶ)であり、
その湿原には菖蒲(しょうぶ)と花菖蒲(はなしょうぶ)が
混在していたということなのです。 


複雑な問題に踏み込んでしまったと思ったのですが、
意外にも過去の疑問が解消して、むしろスッキリ。

それもこれも古くからの行事を
今日においても当たり前の習慣として行っている
東城というまちのお陰なのでありました。